2021年11月に「修繕積立金の共済制度」が始まりました。共同住宅の修繕費用を予め共済金として積み立てておき、その掛金は全額経費として認められるというものです。
節税をしながら、必要となる大規模な修繕に備える、というものですが、制度の開始当初は、修繕工事の対象が屋根と外壁に限られる、長期修繕計画書を必ず作成しなければならないなど、使い勝手があまりよくありませんでした。
それから制度が改正され、今では、共用部の全工事が対象となり、長期修繕計画を作成しなくても、物件の形態や戸数に応じて掛金額を選択できるプランも登場しました。
とかく高額になりがちな共用部の修繕、トラブルが起きてから対処するのは資金的に不安があります。掛金を全額経費にしながら積み立てられればキャッシュフローが安定します。また、代理店が年に1度物件の定期検査を行うので、共用部に異状があればすぐに対応することができます。
さらに、この制度は、相続などの事業承継時にもメリットがあるのです。共済金の残高は相続財産と合算する必要がありません。法定相続人に契約者変更も可能であり、積み立てた共済金を子の代で修 工事に利用することができます。
不動産価値の維持・向上の一助となる本共済制度は、子や 世代に優良な物件を引き継がせたい方にはぜひおすすめです。セゾンハウスも共済代理店としてお取り扱いしておりますので、ご興味をお持ちの方は、是非ご相談ください。