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「自在」を求めて-奥州街道を歩く-その5








 「自在」を求めて-奥州街道を歩く-その5

2020年11月25日


 先回は9月9日白河駅から始発に乗り、昨日の終着地、白坂駅までいったん戻り、朝もやの中のんびりと阿武隈川を渡り、女石追分までの9キロを歩いたところまでで終わった。


 今日は、前回見つけておいた阿武隈川を超えたところにある「信夫屋」にわざわざ前泊して、意欲満々6:40に出発する。


信夫屋旅館で前泊
信夫屋旅館 客室
翌朝6時40分 出発!



 オニューの靴で足が先に行きそう。7:00女石追分。徳川幕府道中奉行管轄の奥州街道はこの追分迄。ここからは、仙台松前道とも呼ばれる。




旧奥州街道と旧会津街道の分岐点


 天気は、はっきりしない小雨だがスピードを重視して隣のセブンで傘を買うのをやめる。郡山まで34.8キロ、歩けるかどうか。


 朝の根田集落で学童と並行して歩いていると、付いていきたくなる。こんな寂しいところでも子供たちが元気に育っているんだ。



朝の根田集落
「小野小町」伝説の残る小野薬師堂



 8:00首切り地蔵、小さな集落 太田川宿の子守桜を過ぎて9:00踏瀬宿。2時間歩いて初めてのコンビニで20分休む。霧雨が続いている。


首切り地蔵
太田川宿の集落
愛宕神社の子守桜



 これからしばらく「五本松」の松並木が街道の両側に見られる。いくつもの史跡案内版が道端に出てくるが、ゆっくり読まないで通り過ぎていく。写真に撮って復習することにする。



五本松の松並木
泉崎村の史跡案内板
矢吹町の史跡案内板


 大和久から中畑新田宿を過ぎたころから、オニューの靴擦れがひどくなる。次の矢吹宿を通るときに靴屋があるかどうか。このまま郡山までとても我慢できない。中断して矢吹駅から帰るか、靴屋が見つかるか果たしてどちらの運命となるか。



中畑新田宿。オニューの靴擦れが限界に
矢吹宿入口。靴屋は見つかるのか・・・


 街道の先の信号に矢吹駅入口の表示が見えてきた。信号を駅に向かい右折した瞬間、スポーツ店の看板が見えたのだ。驚きが先でお店の看板のショットを取らないで、買い替えた靴の写真を撮った。10:40あまり選べないのでまっ黄色の靴で続行することにする。幸運この上なし。まだ15キロしか来てない。



まっ黄色の買い替えた靴!
矢吹町複合施設「KOKOTTO」ココット 


 


 快調に歩いていると、地元のご婦人から「どこまで行くんだ」と声援が来た。嬉しくて思わずツーショット。街道沿いには、旧家が並ぶ。きっと由緒ある名家の方に違いない。



地元のご婦人と



 12:30 鏡石駅入口の中華店で昼食。おいしいが食が進まない。18㌔、@12’30”のペース。4時間歩いている。



鏡石駅入口の中華店で昼食



 13:30 須賀川一里塚通過。街に入ると電信地中化されていて、広い歩道にウルトラマンのモニュメントや彫像が配置されていて、心が休まる街づくり。


須賀川 松明通り
須賀川市は円谷英二の故郷
カネゴン
ゴモラ
「結の辻」に立つ松尾芭蕉と河合曾良




 須賀川の街を抜けると郡山に近づくほど家並みが多くなってくる。安積永盛駅(あさかなかもり)を過ぎ、しばらく行くと踏切を越えやっと郡山の繁華街が見えてきた。曇天のせいで夕暮れが早い。市街地のネオンが見えてホットする。やはりネオンは心を明るくさせてくれる。ネオンはいいね~郡山駅前の装飾ネオンが疲れを癒やす。

 全37.31㌔、7時間47分、@12’33”/キロ




郡山まで6km
郡山市へ
やっと郡山の繁華街
郡山駅前
郡山駅前の装飾ネオン




11月26日


 前日の37㌔が身体じゅうに残っている。途中で買い替えた靴も中途半端で既に足裏に靴擦れが発生している。仙台藩の人たちは草履履きで360㌔を江戸まで8日間で歩いていたわけなので、疲れたなどと言ってられない。ものの本によると「通常一日12里から15里の日程を、早い時で卯刻(5時)遅くとも辰刻(7時)には出発し、途中大休止(昼食)はあるものの、遅いときには戌刻(19時)まで行軍して宿泊するという強行スケジュールであった。」とある。いずれ毎日45㌔に挑戦してみたいと思うが、今はじっと我が足を見る。



 8:00駅前ホテルの軽食を食べ、足裏にテープを貼ってごまかしながら出発。9:00宝沢沼への横道を入る。景色を期待したが水が半分もなかった。足が痛いのに無念。


 出発!
宝沢沼
水が半分もなかった


 日和田宿をすぎて高倉宿への道、松並木の名残がある。左前方に安達太良山並みを見ながら本宮市に入る。灰色の雲を背景にカラスの大群が、ひもじそうに飛んでいた。本宮市もきれいに整備された街だ。公共工事に、きっちりとお金をかけているのだろう。平日の昼間なのに人も車も少ない。





松並木の名残
本宮市へ!

五百川橋
カラスの大群
積達騒動鎮定の碑




 12:00一二三食堂(写)で昼食しながら、足を補強する。福島まであと30㌔ある。街並みを出ると畑の彼方に安達太良山が美しいが筋肉痛が痛い。13:00セブンで10分の小休止、17.5㌔ 3時間46分@12’56” ペースが落ちている。



一二三食堂
安達太良山

おくのほそ道自然歩道



 街道がJR踏切と交差したところから右を見ると、杉田駅が見えた。駅のショットを撮るために道をそれて駅構内に入ると、たまたま放送が聞こえた。「まもなく下り列車が参ります。」咄嗟にスイカでタッチした。車内風景。

ここから、予約した福島に向かう。明日は、二本松の岳温泉で癒そうか。



踏切からの杉田駅


車内風景

福島駅


そんなこんなで次回は、杉田からになりました。たまたまが多い旅でした。

もう今年は、無理かなぁ。

 全20.49㌔ 4時間26分 @12’59”

ーその6へつづくー

記事の投稿者

山市 泰久

株式会社セゾンハウス 取締役会長 

埼玉県さいたま市見沼区東大宮の不動産会社 株式会社セゾンハウス https://www.sezonhouse.co.jp TEL:048-680-3377