2023年、世界は生成AIの熱狂の渦にあります。

OpenAI社が2022年11月に公開したChatGPTは、公開2か月で世界のユーザー数が1億人に達するほど急速に拡大しました。日本のアクセス数は4月中旬に1日746万に達し、トラフィックシェアは、米国、インドに次いで3番目に多くなっています。

年齢別では、10代~30代の男性の利用率が20%を超えて最も高いという状況です。(野村総合研究所:最終更新日2023/10/06)コンピュータ能力の進化は、秒単位で進化を続け、次々と新しいAIを生み出しています。これにより、人類の直面する様々な問題の解決が期待されています。

また、一方で、AIが孕むリスクをいかに制御していくかの岐路にも立たさせれている事も喫緊の課題となっています。

2024年は、不動産業界においても、他の産業と同様に、生成AI、DXにおける産業構造の大転換をもたらすと考えられています。生成AIは膨大な不動産情報から、瞬時に適切な情報を提示したり、仲介のコンシェルジュをおこなったりすることを得意とします。

一方で、お客様の感情を読み取るといったことは未完成です。人がもつ感情や満足度といった部分は数値化することが難しく、プログラムされていないことは対応が難しい傾向があります。

不動産は、周辺環境や利便性、物件がもつ特徴というのは、お客様それぞれ捉え方・感じ方が異なるため、生成AIだけでは対応しきれないものと言えるでしょう。生成AIがいかに進化しようとも、お客様と向き合い、ベルトルを共有する役割を担うのは、私たち『不動産のプロとしての人』なのです。

私たちセゾンハウス での生成AIの利用目的は、業務効率化・生産性の向上のためではなく、『より真摯にお客様と向き合う』ためにあります。セゾンハウスは、AIの世界においても、いつでもどこでも『世の中の皆様のお役に立つ』を最優先に前傾姿勢で日々の業務を遂行しております。

本年も、お客様や関係各位の皆様には、格別のお引立てをいただきました。謹んでお礼申し上げます。ありがとうございました。また、くる年も本年同様、変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

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