こんにちは。
セゾンハウス資産管理部です。
12月に入り寒い日が続いております。
朝が苦手な私からすると、1年で最も布団から出るのが億劫になる季節ですが、
寒さに負けず頑張って行きましょう。
アパートを建築する前に執り行う地鎮祭のお話をいたします。
地鎮祭は、アパート経営のスタートを象徴するイベントです。
工事の安全祈願の儀式というだけでなく、
資産形成・事業継承の観点からも大きな意味を持つ節目です。
アパート経営は短期的なビジネスではなく、20年・30年…
そして次の世代へと引き継がれる長期事業です。
その最初のスタート地点なる地鎮祭には、
『この建物は家族の資産として未来まで守り育てていく』という
決意を込める意味もあります。
アパートは、建物が存在する限り家賃収入もありますが、管理費などの支出も続きます。
そのため地鎮祭には、『この土地と建物を通して家族の財産を守り育てていく』という
意味を込めるものでもあります。
では、家族で地鎮祭に参加するメリットについてお話します。
大きくは事業の始まりを家族で共有できることです。
アパートは建物が完成してしまうと『立った後の姿』しか見えません。
ところが、地鎮祭の時からかかわることは、
ご家族に次にあげるような認識が共有されるメリットがあります。
ひとつ目のメリットは、アパート経営の事業継承の抵抗がなくなるということです。
アパート経営の相続の現場では、親世代の苦労や経営の考えが
子や孫世代にきちんと伝わっていないケースが多くみられます。
苦労して子や孫へ残したいと経営してきたアパートを、
相続したとたんに子や孫が売却してしまうという例がよくあります。
地鎮祭に立ち会うことで、土地の背景が理解でき、
アパート経営の思いが自然と継承されるのです。
次のメリットは、家族の共同事業という認識が高まることです。
アパート経営にはいろいろな作業が発生します。
主には税金関係・修繕業務・物件の管理業務(管理会社とのやり取り)・収支の把握などです。
こうした業務を『一家の仕事』として認識してもらうことが日常になると、
将来の事業継承に抵抗がなくなるものです。
なお事業継承は数字や書類の引継ぎだけではありません。
最も大事なことは親世代の想いを、子や孫が理解することです。
地鎮祭はその想いを伝える良いタイミングです。
オーナー様は、普段から子や孫に事業継承の話題を出すことはあまりないと思います。
地鎮祭のタイミングで、親世代がどんな想いで
アパートを建てるのかを共有することはとても重要なことです。
例えば、アパートを建てる理由の話です。
『先祖代々の土地を守り続けてほしいから。』
『この土地を生かして、子々孫々が安定した収入が得られるようにと考えたから。』などです。
また今後はどのようになって欲しいと考えているかも伝えましょう。
『地域に愛されるアパートにしい。』
『地域のランドマークにしたい。』など、想いを伝えましょう。
加えて、地鎮祭には、建築関係の業者や賃貸管理の会社も参加します。
地鎮祭には、アパート経営のチームの顔合わせの場という意味もあります。
施主であるオーナー様の家族と建築会社や管理会社とが一同に会することは、
アパート経営の団結式のような面もあるでしょう。
子や孫には『アパートで何かあったらこの人たちに相談すればよい。』という
安心感が生まれます。
また、私たち管理会社は、オーナー様ご一家に囲まれることで、
『アパート経営を安定的に成功させる。』という責任を改めて感じる良い機会となります。
最近はコストカットや手間を理由に地鎮祭を省略される方も増えておりますが、
先日、来年の春に竣工予定のアパートの地鎮祭が執り行われました。

このオーナー様は、『先祖代々引き継いできたこの土地に住む神様へこれまでの感謝と、これからの繁栄をお願いしたい。』というご意向で地鎮祭を執り行われました。
ご家族で地鎮祭に参加する姿は、『家族一丸となってアパート経営を成功させる。』という
決意と希望が感じられ、とても頼もしいご様子でした。
このお姿に、参列した私たち管理会社も身の引き締まる思いとなりました。
セゾンハウスは、オーナー様ご一家のご繁栄を、
賃貸経営のお手伝いを通してサポートしてまいります。
賃貸経営に関してのご不安や困りごとがございましたら、
どうぞお気軽にお声がけください。必ずお役に立ちます!
セゾンハウス資産管理部 T・I

